ボーカル梢です。
ライブに来てくださった方から、「ラジオがつないだ命~FM石巻と東日本大震災」という本をいただきました。
お話の中に、3/11に石巻市で公演予定だった歌手の方の記事がありまして。
「私の歌は何の役にも立てない」という言葉がずしーーーんと心に残りました。(原文はもっと違います)
私が高校の時にアメリカの同時多発テロが発生して、それを受けて高校の授業で「生きるのに精いっぱいになった時、一番に不要となるのは音楽なのか。音楽は娯楽なのか」という事を題材にレポートを書いたんだけど。
その歌手の方は記事の中では、ご自身が歌う意義を見出してらっしゃいます。
私はどうかなあ。
高校のレポート上では「音楽は心の支えになる」という結果に至ったけど、10年近く前の私の考えだからな。
なかなか難しい問題です。
あれれ、ラジオとは関係ない話になっちゃったけど。
一般的に言われている「震災の時にはラジオが役立つ」という言葉があるけど、「役立つ」どころか、本当に「命をつないだ」ラジオもあったんだな、と教えてくれる本でした。
私も、小学生・中学生の時は地元のFM豊橋を良く聞いていて、友達と一緒にFAXを送ったりしたものです。
大人になってからは名古屋のMID-FMで番組もやらせてもらえたり、何かとラジオにはお世話になっておりますねえ。
そしてそして。
その本をくれた方、7/4からラジオ石巻で『復興へ1・2・3!はつらつ・らじいしワイド』とう番組のパーソナリティをされるとの事。
毎週木曜日午後1時~4時までを担当されるそうです。
ラジオ石巻HPの「ラジオ石巻をパソコンで聴こう!」からなら、パソコンでも聞けるみたいです。
本を読んでみて、みんなの命をつないだラジオ石巻がどんな放送局か興味が出てきました。
インターネットは手軽に希望の情報を手に入れられるけど、自分で探さなきゃいけない。
ラジオは、付けておけば他の作業をしていても自然に情報が入ってくる。
それぞれ情報の入り方が違うのは、面白いね。